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ホーム ウイスキー 買取 2018/06/22 2019/07/17 こんにちは。お酒の高価買取専門店みっけ星野です。 突然ですが・・・ 最近、日本のウイスキー界隈がすっかり騒がしくなっていますね。 「ヤフオク! 」などで、ウイスキーの落札総額が3年で4倍の伸びを見せたとか、 空港の免税店でジャパニーズウイスキーが常に品切れだとか、 地方の酒屋の店頭在庫目当てで都市圏から人がやってくるとか。 中でも目立つのがサントリー「山崎」の品薄傾向。 ウイスキーの本場・イギリスを始めとした数々のコンクールで数々の賞に輝き、世界的にも名声が高い山崎なのですがそれは今に始まったことではありません。 にもかかわらず、最近は急に品薄といいますから、この状況はどうしたことでしょうか? 山崎が品薄になってきたな…… これを、一般の消費者が感じるようになったのは、「山崎(ノンエイジ)」が登場し、「山崎10年」が終売になった2012から2013年ごろ。 この原因として考えられるのが、ハイボールを大プッシュした サントリーの広告戦略 です。 アルコール度数が高く飲みにくいとか、オヤジ臭いとか散々な扱いだったウイスキーが炭酸で割ることで人気復活! だったら大増産!! ……と、いきたいのですが、そうはいかないのがウイスキーの難しいところなんです。 例えば山崎10年 ブランドの後についている年数は蒸溜後のウイスキーが樽の中で寝かされている熟成年数を表しているのですが、10年とは 「10年以上の原酒をブレンドして作ったもの」 という意味なのです。 つまり、10年以上熟成させた原酒が切れた時点で、10年は製造できなくなる。 だから山崎10年が終売になり、代わりに年数表示がない、山崎(ノンエイジ)が登場したということなのです。 その後、2014から15年にNHKで放送された連続ドラマ「マッサン」がウイスキーの消費増に拍車をかけましたが、この頃は、まだ山崎を買おうと思えば買えたのです。 今の様に山崎を始めとした日本のウイスキーが品薄になった、とどめは 中国人の嗜好のシフト 。 ウイスキー、それも日本のウイスキーの美味さに目覚めたからなのです。 爆買いで来日した中国人の多くが、山崎などを手に帰国していったこと。 そして、ヤフオク! で日本のウイスキーを高額落札していくほとんどが中国人であるということ。 これらを考えると「中国人の嗜好のシフト」と考えるのが定説ですね…… それ以前はブランデーや、スコッチウイスキーが彼らの好みだったようです…… 山崎を始めとした日本のウイスキーの品薄状態はいつ解決されるのか?